冬場の高所作業は、地上よりも風が強く体感温度が下がりやすいため、厳しい寒さにさらされやすい状況です。
安全かつ快適に作業を進めるためには、適切な寒さ対策を講じることが欠かせません。
今回は、高所作業における寒さ対策について紹介します。
▼高所作業の寒さ対策
■防寒性能の高いウェアを選ぶ
冷風に直接さらされる高所では、外気を遮断する性能に優れたウェアの選択が重要です。
防風・撥水加工が施されたアウターや、中綿入りの作業着などを着用することで、冷気の侵入を抑えられます。
吸湿発熱素材の肌着を使えば体温を保ちやすく、さらに伸縮性のある素材を選ぶことで動きにくさも軽減できるでしょう。
■末端の保温対策を徹底する
寒さの影響を受けやすい手足や耳の保温も、怠らないようにしましょう。
防寒性に優れた手袋や厚手の靴下を身につけることで、末端から熱が逃げるのを防げます。
手先の感覚が鈍くなると事故にもつながるため、寒冷地対応の滑り止め付き手袋を選ぶことが効果的です。
■こまめな休憩と温かい飲み物の摂取
寒さによる体力の消耗を防ぐには、定期的な休憩と体温の維持が大切です。
長時間屋外で作業を続けると、思っている以上に体が冷え込みます。
屋内や風を遮る場所で休むことを意識し、温かい飲み物で内側から熱を補うことで、体温の低下を防げます。
▼まとめ
高所作業における寒さ対策では、防寒性の高いウェアや末端部の冷えを防ぐ工夫などが挙げられます。
さらに、こまめな休憩や温かい飲み物の摂取など体内からの保温も効果的です。
十分な寒さ対策を講じることで、冬場でも安心して作業に取り組める環境が整うでしょう。
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